「茶摘」文部省唱歌-Ⅴ

本日は八十八夜。
立春から数えて88日目を言いますが、私たち世代にとっては、
♪夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る~♪

の歌でお馴染みですね ^ ^

お茶の葉は、一度でも霜に当たると駄目になってしまうため、昔から、八十八夜は冷害を回避する目安の日となっており、
今でも、八十八夜の日に摘んだお茶の葉は珍重されていますが、実際には、産地の温暖差によって茶摘の時期は異なるそうです。
また、“八十八”という字を組み合わせると「米」という字になることから、この日は農業に従事する人にとっては特別重要な日とみなされ、
東北や山間村落では豊作を願うため、現在でも禁忌が守られているところもあるのだとか。。
下記にご紹介する文部省唱歌「茶摘」は、1912年に刊行された『尋常小学唱歌 第三学年用』が初出で、2007年には“日本の歌百選”にも選ばれた名曲です。
ここで歌われているような日本の里山や棚田の原風景を、これからも大切に守っていきたいものですね。